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白夜行 (テレビドラマ版)

2006年に放送された東野圭吾原作のドラマ。
主演は山田孝之、ヒロイン役は綾瀬はるか

TV情報誌「ザテレビジョン」主催の第48回ドラマアカデミー賞では
最優秀作品賞、主演男優、助演男優・女優賞の4冠を達成。

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【感想】
原作は東野圭吾の最高傑作と言ったらまず白夜行の名前が挙がるほど人気のある作品。

わたしも東野圭吾さんのファンで原作は読んでたので
ドラマでは、いきなりネタバレから始まったのにはビックリしました。

それに主人公の二人の描写の仕方がまったく違っていて
あまりに原作とかけ離れていることから放送中はファンの間でも物議を醸しました。
この作品は原作を読んだ人と読んでいない人ではだいぶ感想が違うんじゃないかな、と思います。

ドラマのプロローグは原作ではラストシーンですから
原作も読んでみたいな、と思っていらっしゃる方は
ドラマを見るのは後回しにした方がいいと思います。

※以下多少ネタバレを含みます。

原作は物語全体に暗い雰囲気が漂う凄みのある作品で、第三者視点で進んでいきます。
主人公二人の心理描写がまったくと言っていいほどなく、
主人公でありながらつねに影の存在でほとんど表に出てきません。

この二人がなにか事件に関与している、ということに気付いた時にはゾッとしてしまうような描き方になってます。

心理描写がないためか、良心の呵責などは一切感じられず、無表情で冷酷な印象。
特に女性に対しては肉体的苦痛よりも精神的な心の傷を負わせるケースが多く残忍。
怖いくらいに人間の心の闇を描いています。
雪穂怖すぎる。

よく白夜行は純愛というテーマで語られたりしますけど、二人が会ったり話したりする描写は一切ないので、それすら読者の想像でしかないし個人的には純愛などという美しい言葉を使うには犯罪の手口が計算高く陰湿すぎて抵抗があります。

なにしろ原作は純愛と感じる人もいれば雪穂が亮司を利用してるだけだという人もいたり
読み手の受けとり方によっていろいろ違った解釈ができる作品です。
すごく面白い。



ドラマ版の方はというとプロデューサーの意向によりネタバレから始まり
主人公の視点で進行する裏白夜行的な作り方になっています。

原作とは逆に二人は頻繁に会って話をしますし
心理的な部分を中心に描かれていて恋愛要素も含んだ作品に仕上がっています。

二人とも泣き虫で原作のような不気味さもなく、
普通の男女が必要に駆られて犯罪に手を染めていくような感じです。

原作の手法で視聴率をあげるには絵面的にもちょっと地味なような気がするので、
これはこれでしょうがないのかなとも思いますけど、原作の良い部分はなくなってます。

ドラマ版の雪穂や亮司の性格は原作者の東野圭吾さんではなく
ドラマの制作側が作り上げたキャラクターみたいですね。

第三者視点を主人公視点にしたアナザーストーリー的な要素が強いし
ドラマはネタバレから始まるので先に原作を読んでからの方が楽しめると思います。

楽天 レビューページ
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【あらすじ】
初恋の女の子を助けるために実の父親を殺した少年、桐原亮司と
自分を助けてくれた男の子を助けるために母親を殺してしまった少女、唐沢雪穂。
二人の14年間の軌跡。

「愛することが罪だった。会えないことが罰だった」


出演:山田孝之 綾瀬はるか 武田鉄矢 渡部篤郎 柏原崇 西田尚美

【サブタイトル】
第一話 少年はなぜ父を?少女はなぜ母を?14年間の壮大な愛と絶望の物語
第二話 閉ざされた未来に
第三話 さよならの光
第四話 罪と罰
第五話 決別する二人
第六話 白夜の終わり
第七話 美しき亡霊の決意
第八話 泥に咲いた花の夢
第九話 こぼれ落ちた過去
第十話 開く過去の扉
最終話 白夜の果て



原作本




主題歌
柴咲コウ - 影 (ユニバーサルミュージック)

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