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広島・昭和20年8月6日 涙そうそうプロジェクト 主演:松たか子

2005年にTBS系列で放送された戦争ドラマ。
TBS開局50周年記念企画、涙そうそうプロジェクト第一弾。

脚本:遊川和彦
出演:松たか子 加藤あい 長澤まさみ 冨浦智嗣 西田敏行 国分太一 玉山鉄二 甲本雅裕 深田あき

2006年日本民間放送連盟・民放連賞・番組部門・最優秀作品。

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【あらすじ】
2005年の夏、広島平和記念公園。
ある老紳士(西田敏行)が修学旅行の高校生たちに、アメリカが広島に原爆を投下するに至った軍事史を語っていた。

少年の一人が話に飽きた様子で携帯電話をイジリ始めたので、老紳士は少年に「飽きたか?」とたずねる。
すると「ああ、学校で習った」と素っ気ない態度。

それじゃあと老紳士は教科書に載っていない60年前の広島のことを語り始める。。。

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【感想】
戦時下の広島で懸命に生きていた彼女たちが原爆を落とされて死んでしまうまでの20日間を描いた作品。

このドラマは怒りよりも虚しさや寂しさを感じさせるドラマでした。
なぜなら原爆によって多くの人が苦しんでいるような悲惨な状況はまったく描かれておらず、
人生をあっけなく奪われてしまった悲劇を描いた作品だったからです。

幸せに暮らしている人々が一瞬で消し去られてしまうという落差を強調したかったためか、
街の様子も活気に満ちて明るく、主人公の家族も戦時中にしては裕福な生活をしていてます。

ストーリーの大半は各々が悩みを抱えつつも幸せになりたいと願い、懸命に生きている姿を描いた人間ドラマになっていて、戦争による悲惨さは感じません。

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そして、やっと希望が見え始めたなぁと思ったところで8月6日の朝を迎えます。

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「いってきます」「いってらっしゃい」と家族を見送り、普段と変わらない明るい朝の風景が一瞬でどす黒いシーンに変わり果てる様は凄まじいものを感じました。

原爆投下のシーンまで悲惨なシーンがなかったぶん、投下後のたった2分のシーンが恐ろしく悲惨に見え、戦争によって人が殺されるという描写ではなく、人が消し去られてしまったという描写は原爆の恐ろしさを物語っていました。

命だけじゃなく、願いとか希望といった心までも消し去られてしまったような、そんな虚しさの残る作品でした。

エンドロールは被爆者の痛々しい映像が流れるのでちょっと子どもには見せられない感じですが、本編には原爆を扱った作品にも関わらずグロテスクなシーンがほとんどありませんから夏休みに道徳の一環として子どもと一緒に観てもいいような作品だと思います。

他の方のレビュー(Amazon)






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[ 2011/07/18 12:51 ] ドラマ 戦争ドラマ | TB(0) | CM(0)
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